インドでジカウイルス感染、国内では初 WHO
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【5月28日 AFP】世界保健機関(WHO)は26日、インドでは初となるジカウイルス感染例が見つかったと発表した。インド保健省が確認したという。
ジカ熱は蚊が媒介する感染症で、妊娠中の女性が感染すると出産した子どもに小頭症や頭部が極度に小さいなどの異常がみられる場合がある。ジカ熱は2015年にウイルス感染例が確認されて以来、数十か国に流行が広がったが、WHOは国際的な懸念ではなくなったとして昨年11月に緊急事態宣言を解除している。
WHOのウェブサイト情報によると、インドで初とされる感染例は西部グジャラート(Gujarat)州が1年以上続けている定期検診で発見された。感染者には妊娠中の女性が1人含まれているという。WHOは現地の状況について、ジカウイルス感染の拡大はみられないとしているが、その一方で、まだ確認できていない感染例が今後明らかになる可能性もあるとして、ジカ熱が疑われる症状の監視を強化するようインド当局に促している。(c)AFP