全仏OPのドロー決定、ジョコとナダルが準決勝で激突の可能性
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【5月27日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2017)は26日、男子シングルスの組み合わせ抽選が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が準決勝で激突する可能性が出てきた。
新たにアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏をコーチに迎え、四大大会(グランドスラム)で連覇の可能性が唯一残されている全仏に臨むジョコビッチは、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)で通算10度目のタイトル獲得を狙うナダルについて、「ラファは優勝候補のナンバーワンだ」と警戒した。
1回戦の組み合わせでは、ジョコビッチの相手がクレーコートを得意としているスペインのマルセル・グラノリェルス(Marcel Granollers)に決まったのに対し、ナダルは血気盛んなフランスのブノワ・ペール(Benoit Paire)を迎え撃つことになった。
世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は、ベスト4まで順当に勝ち進めば、2015年大会覇者のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と対戦することが予想される。
2016年大会でファイナリストとなったマレーは、初戦の相手が世界85位のアンドレイ・クズネツォフ(Andrey Kuznetsov、ロシア)に決定。さらに3回戦では、強敵のファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)と対戦する可能性がある。
昨年のリオデジャネイロ五輪決勝でマレーに敗れているデルポトロは、現在けがを抱えており、ローラン・ギャロスでプレーするのは2012年大会以来。マレーも体調不良に見舞われていると報じられており、シード選手が順当に勝ち進んだ場合、準々決勝では第8シードの錦織圭(Kei Nishikori)が待ち受けているとみられる。
全仏ではこれまで8強止まりとなっている錦織は、1回戦で21歳のタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis、オーストラリア)と対戦する。