【5月26日 CNS】台湾・台北(Taipei)の桃園国際空港(Taiwan Taoyuan International Airport)から24日、米デルタ航空(Delta Air Lines)の台湾発最終便が離陸した。同航空は、これで正式に台湾市場から撤退した。

 この日、デルタ航空の最終フライトがブリッジから離れる際、機長と副機長はコックピットの窓を開けて、地上職員に別れを告げた。

 ある旅客は、「デルタ航空は米国内の空路網が充実していて、乗り継ぎも便利。台湾市場からの撤退は旅客にとっては損失だ」と話した。報道によると、デルタ航空は世界トップ3に入る航空会社で、これまで台北から成田まで毎日フライトがあり、成田空港で他の目的地へ乗り継げた。同便の2月から4月の月間搭乗率はそれぞれ87%、89%、92%と、けっして悪くはない。

 デルタ航空は今年1月に桃園-成田線からの撤退を発表した際、羽田空港の部分的開放や、成田の交通量の減少による路線の再構築などを主な原因に上げていた。(c)CNS/JCM/AFPBB News