【5月25日 AFP】米議会予算局(CBO)は24日、今月下院で可決された与党・共和党による医療保険制度改革(通称オバマケア、Obamacare)の代替法が施行された場合、2026年までに被保険者が2300万人減少するという見通しを示した。

 議会ではオバマケアの代替法の施行による影響を最小限にとどめるため、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が支持していた当初の法案から変更が加えられたが、被保険者の減少幅は当初案で進めた場合の2400万人から100万人しか減らなかった。

 共和党議員の中にも、下院の法案が低所得者向け公的医療保険メディケイド(Medicaid)の仕組みを後退させ、現行法で禁止されている既往症のある人たち対する割増保険料を許可する規定も含まれていることに懸念を示している。(c)AFP