ユナイテッドがEL決勝前日記者会見をキャンセル、練習では犠牲者に黙とう
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【5月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は23日、英マンチェスター(Manchester)で発生した爆発事件を受け、ストックホルム(Stockholm)で予定されていたヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)決勝の前日記者会見をキャンセル。チームを率いるジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は声明を出し、犠牲者のことがクラブの「頭と心」から離れないと述べた。
英中部マンチェスターで22日に行われたアリアナ・グランデ(Ariana Grande)さんのコンサート会場で発生した爆発では、これまでに22人が死亡しており、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出している。
ユナイテッドのモウリーニョ監督と選手はこの日、練習場で1分間の黙とうをささげ、クラブは予定されていた記者会見を中止した。
ユナイテッドは声明で「マンチェスターで発生した悲劇的な事件を受け、クラブは関係者や本拠地の市民の影響を考慮し、ストックホルムでこの日予定していました記者会見をキャンセルすることにしました」とコメント。
「この困難なときに、われわれの思いは犠牲者とともにあります」
モウリーニョ監督もクラブの公式ツイッター(Twitter)で声明を発表し、「昨晩発生した悲劇に、われわれはみなとても悲しんでいる。犠牲者とご遺族のことが頭と心から離れない」と述べた。
「われわれにはやらなければならない任務があり、それを成し遂げるためにスウェーデンに向かう。いつものように、大一番に向けて充実した気持ちで旅立てないことが残念でならない」
「マンチェスターに来てそれほど長くはないが、マンチェスターの人々は一致団結して乗り越えて行くことを私は知っている」
現役時代にユナイテッドで世界のスーパースターの仲間入りを果たした元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏は、インスタグラム(Instagram)で哀悼の意を表明している。
「マンチェスターから胸が張り裂けるようなニュース。一人の父親、そして人間として、今回起きたことは本当につらい。私の思いは悲劇に見舞われたすべての人とともにある」(c)AFP