【5月24日 CNS】ソフトバンク(SoftBank)はインドの電子決済サービス「ペイティーエム(Paytm)」を運営するワン97コミュニケーションズ(One97 Communications)に14億ドルの出資を行った。

 ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)によると、ペイティーエムはこの出資を受け、南アジア市場の経済基盤の拡大を目指す。

 ロイター通信(Reuters)関係者によると、ソフトバンクはワン97コミュニケーションズの新株10億ドルを取得し、これは発行済み株式数の14.2%に相当する。さらに、4億ドルの発行済み株式も取得した。ソフトバンクはワン97の取締役会に1席を得る。

 ペイティーエムは2億2000万人のユーザーを持つインド最大の電子決済サービス。サービス拡充に向け今後3~5年間で1000億ルピーの投資を行うとしている。

 ロイターによると、今年の3月、中国の電子商取引大手アリババ(阿里巴巴、Alibaba)はペイティーエムに1億7700万ドル出資しており、36.31%の株式を保有している。(c)CNS/JCM/AFPBB News