元U-21チェコ代表選手が死去、この1か月で2例目の自殺か
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【5月21日 AFP】サッカー元U-21チェコ代表のダビド・ビストロン(David Bystron)が、自宅の地下室で首をつって死んでいるのが発見された。20日、地元紙が報じた。名の通ったチェコ人サッカー選手が自殺とみられる状況で発見されたのは、ここ1か月で2例目となっている。
地元紙スポルト(Sport)は、長身DFのビストロンが19日にスイスにある自宅で死亡しているのが発見されたと報じた。スイスのアマチュアリーグでプレーしていた34歳のビストロンは、家族や金銭の問題を抱えていたとされている。
ビストロンは母国のU-21代表として2試合に出場し、プロとしてはバニク・オストラバ(Banik Ostrava)やヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzen)でチェコリーグ優勝を果たし、さらにブルガリアではレフスキ・ソフィア(Levski Sofia)在籍時にリーグ制覇を経験している。
しかしながらその後、ビストロンからは興奮剤メタンフェタミン(methamphetamine)の陽性反応が検出されたことでキャリアが崩壊。A代表の選手として欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)でプレーする可能性を台無しにしてしまった。
先月下旬には、こちらもバニク・オストラバとヴィクトリア・プルゼニでプレーした経験を持つフランティシェック・ライトラル(Frantisek Rajtoral)が、トルコの自宅で死亡しているのが発見されていた。
チェコ代表14試合出場を誇るライトラルも自殺を図っていた。(c)AFP