イラン大統領選、現職ロウハニ師がリード 地滑り的勝利の可能性も
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【5月20日 AFP】19日投票のイラン大統領選は20日開票が進められ、現職の保守穏健派ハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領(68)がこれまでに開票された有効票の過半数を獲得してリードしている。選挙管理委員会が明らかにした。
今回の大統領選は、登録有権者5600万人のうち4000万人以上が投票したとみられ、投票所にできた有権者の長い列に対応するため投票時間が数時間延長された。
国営テレビによれば、開票された2590万票のうちロウハニ大統領が1460万票、対立候補の保守強硬派エブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi)前検事総長(56)が1010万票を獲得している。
ロウハニ師に投票した人が多いとみられる都市部の開票が進めば、ロウハニ師の地滑り的な勝利となる可能性もある。
欧米など6か国とのイラン核協議で2015年に最終合意に持ち込んだロウハニ大統領は、今回の選挙を市民的自由の拡大か「過激主義」のいずれかを選択するものだとしていた。ライシ氏は自らを貧困層の味方と位置付け、欧米諸国に対して強硬路線を打ち出していた。(c)AFP/Eric Randolph and Ali Noorani