【5月18日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)が、チームの公式ウェブサイトで伝説のレゲエミュージシャンとして知られる故ボブ・マーリー(Bob Marley)の孫と契約を結んだと発表した。

 米テュレーン大学(Tulane University)のラインバッカ―(LB)としてプレーしていた22歳のニコ・マーリー(Nico Marley)は、レッドスキンズの本拠地で先日行われたトライアウトに参加し、その実力が認められた。

 ニコはカレッジで通算49試合に出場し、計319回のタックル(そのうち単独で200回)、50回のロスタックル、6.5回のクオーターバック(QB)サック、6回のパス阻止、4回のインターセプトを記録。昨季は88タックル、3サック、3ファンブルフォースド、2ファンブルリカバー、1インターセプトの成績を残し、グリーンウェーブ(Green Wave、テュレーン大学の愛称)をけん引した。

 ボブ・マーリー氏の息子で今月19日に45歳の誕生日を迎えるニコの父親ローハン(Rohan Marley)氏も、マイアミ大学(University of Miami)で活躍した元アメフト選手として知られており、チームメートには元NFLのスター選手、レイ・ルイス(Ray Lewis)氏やウォーレン・サップ(Warren Sapp)氏、米俳優のドウェイン・ジョンソン(Dwayne Johnson)らがいる。

 ローハン氏はハリケーンズ(Hurricanes、マイアミ大学の愛称)の3年生だった1995年に95タックルを記録し、プロとしても1995年にカナディアン・フットボール・リーグ(CFL)の所属チームだったオタワ・ラフ・ライダース(Ottawa Rough Riders)でプレーした経験があった。

 レゲエ界の象徴的存在だった祖父のボブ・マーリーは、1981年にがんで死去した。(c)AFP