元NBAスター選手の息子、暴行事件画策でハーデンを提訴
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【5月17日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)の元名選手モーゼス・マローン(Moses Malone)氏の息子が、自身に暴行を加えて宝石などを奪った事件を画策したとして、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームス・ハーデン(James Harden)を提訴した。米メディアが16日に伝えた。
モーゼス・マローン・ジュニア(Moses Malone Jr.)氏は、昨年7月に米テキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)にあるストリップクラブの外で、集団から暴行を受けた末に5万ドル(約560万円)相当の宝石を奪われたと主張。一方、刑事責任は問われていないハーデンは、すべての疑いを否定している。
バスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入りを果たした父を持つマローン氏は、ハーデンが主催するバスケットボールキャンプの参加費用が249ドル(約2万8000円)である点を批判した自身のフェイスブック(Facebook)の投稿に対し、同選手が復讐目的で暴行事件を企てたと訴えている。
マローン氏は、ハーデンが今回の事件に2万ドル(約225万円)を支払ったと話しており、暴行などに及んだストリップクラブのセキュリティーガードら4人はすでに起訴されている。
マローン氏の弁護士を務めるジョージ・ファラー(George Farah)氏は、米スポーツ専門チャンネルESPNに対し「証人から聞いたすべての話では、ジェームス・ハーデン選手が事件前夜に投稿されたフェイスブックのポストにひどく腹を立てていたという点でおおむね一致している」と話した。
「モーゼスとジェームス・ハーデン選手の友人数人の間ではショートメッセージのやり取りもあった。こちらには、ジェームス・ハーデン選手が本件に関わったことを導き出す良い手がかりがある」
一方、ハーデンの弁護士は、ヒューストンのテレビ番組で「(ハーデンに対する)訴えが虚偽であると安心している」と訴えを一蹴している。(c)AFP