「望むレベルには遠い」マレー、またしても早期敗退 イタリア国際
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【5月17日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)は16日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)はファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)に敗れ、初戦で姿を消すことになった。
1回戦を免除された前回王者のマレーは2-6、4-6で地元期待のフォニーニにストレート負け。華麗なショットメーキングの前に4度のブレークを喫し、またしても早期敗退となった。
全仏オープンテニス(French Open 2017)開幕まで2週間を切っている中、試合時間わずか90分で敗れたマレーにとっては、大きな課題が積み重なっている。
今年はメジャー大会での準々決勝進出がなく、この日の敗戦が今季7敗目となったマレーは試合後「もっとうまくやれた部分が多くあったのは理解している。ただ彼が素晴らしい出だしを切ったのは間違いない。自分は十分なチャンスをつくれていなかったし、唯一のチャンスは彼がミスをしているときだけだった」と振り返った。
「少しだけ良くなったようにも感じたが、もちろん自分が望むレベルには遠い」
一方、同大会4度の優勝経験を誇る第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、アリャス・ベデネ(Aljaz Bedene、英国)を7-6(7-2)、6-2で下し、3回戦へ駒を進めている。
世界2位のジョコビッチは、先週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)準決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に苦杯をなめたが、この日の勝利は自身を励ます結果となった。
同大会で一度も準々決勝進出を逃したことがないジョコビッチは「少しゆったりとしたスタートだった。ベデーヌは相手にいいリズムを与えてくれるような選手。何本か良い打ち合いをし、ラリーがあるいいゲームをいくつかこなせたことで感覚がつかめた。特に第2セットではね」と語った。
「タイブレークでは素晴らしいプレーができた。必要な場面でサーブも非常に良かった。より鋭い出だしが切れなかったことだけは悔やまれる。でも次の試合が良いものになればいいと思う」
その他のシード勢では、第6シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)、第9シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)、第12シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)が順当に3回戦進出を決めている。(c)AFP/Scott WILLIAMS