新ミスUSAに移民の原発科学者、多様性訴える 日本滞在歴も
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【5月15日 AFP】(写真追加)米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で14日、2017年のミスUSA(Miss USA)決勝大会が開かれ、米国人の多様性を訴えた黒人の化学者、カーラ・マカラー(Kara McCullough)さん(25)が栄冠に輝いた。米国代表として次のミス・ユニバース(Miss Universe)世界大会に出場する。
コロンビア特別区(District Of Columbia、首都ワシントン)代表のマカラーさんは、米原子力規制委員会(NRC)に勤務する。「私たちは原子力発電を規制する立場にある」と述べ、ミスUSAとして「多くの子どもたちや女性に、科学や技術、工学、数学に興味を持ってもらい、これらの分野で活躍してもらえるよう励ましたい」と語った。
マカラーさんはイタリア生まれの移民で、米南部バージニア(Virginia)州で育った。日本や韓国、ハワイ(Hawaii)に暮らした経験もある。
今年のミスUSAには新たに米国に来た移民5人も出場。多様性がいかに重要かを訴え、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の移民・難民政策に暗に異議を唱えた形となった。(c)AFP