チェチェンの同性愛者迫害疑惑、調査求めた活動家ら一時拘束 ロシア
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【5月12日 AFP】ロシア・北カフカス(North Caucasus)地方のチェチェン(Chechnya)共和国で男性の同性愛者たちに対する迫害が行われていると報じられた問題で、検事総長に調査を求める陳情書を提出しようとした人権活動家5人が11日、モスクワ(Moscow)で一時拘束された。
拘束された活動家の一人、ニキータ・サフロノフ(Nikita Safronov)氏がAFPに明かしたところによると、イタリア国籍の活動家を含む5人で検事総長のオフィスへと歩いて向かっていたところ、警察により拘束されたという。
サフロノフ氏は5人が同日中に拘束を解かれたことを明かした上、「検察当局がチェチェンのLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に対して犯罪捜査を行っているため、陳情書と集まった署名を携えていた」と語った。
モスクワの警察、および検察当局からのコメントは得られていない。
5人は200万人の署名が集まったことを象徴的に表すためとして、大きな空箱10個を携え、検事総長のオフィスに届ける予定だったという。(c)AFP