マンUがEL決勝進出もバイリー退場で痛手、アヤックスとの大一番は出場停止に
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【5月12日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)は11日、準決勝第2戦が行われ、セルタ(Celta de Vigo)と1-1で引き分けたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が、2試合合計スコア2-1で決勝に進出したが、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、エリック・バイリー(Eric Bailly)がナイーブだったとして、レッドカードで出場停止になったことを残念に思うと述べた。
ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で行われた第2戦の終盤、バイリーはセルタのファクンド・ロンカリア(Facundo Roncaglia)と小競り合いを起こし、両者ともにレッドカードで退場処分を命じられた。
コートジボワール代表センターバックのバイリーは、今回の退場処分により、今月24日にストックホルム(Stockholm)で行われるアヤックス(Ajax)との決勝は出場停止になる。モウリーニョ監督は、バイリーがロンカリアの挑発に対して過剰に反応したとの見解を示している。
モウリーニョ監督は「レッドカードの要因となった場面を見ていないが、バイリーは素晴らしかった。試合では誰もが感情的になるが、数人の選手は感情をコントロールできていた」とコメント。
「ロンカリアにとっては今に始まったことではない状況だったが、バイリーにとってはナイーブだった。ただでさえ選手が足りないのに、われわれは決勝に向けて重要な選手を失った」
ユナイテッドは前半にマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)のゴールで先制したものの、終盤にロンカリアのゴールで同点に追いつかれた。モウリーニョ監督は、チームがとどめを刺しきれなかったことを認めている。
「第1戦でのわれわれは最高のチームだったが、とどめを刺しきれず、いくつかあったチャンスを生かしきれなかった」
「セルタは気負いがなく、それがこの試合を難しくさせた。第2戦はオープンな展開となり、われわれは終盤まで苦戦を強いられた。選手たちは持っていたものをすべて出し尽くした。私は彼らに満足している」
ユナイテッドは決勝でアヤックスに勝利すれば、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)出場権を獲得することができる。
「14試合を戦い抜いたあと、われわれは決勝に勝ち進んだ。ヨーロッパリーグのタイトルを獲得できれば、私はこれまで以上に幸せだ。優勝できれば素晴らしいことだ」
同日に行われた準決勝のもう1試合では、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)が3-1で勝利したものの、2試合合計スコアを5-4としたアヤックスが決勝に駒を進めた。(c)AFP