錦織、快勝でマドリードOP8強 ジョコ戦では「最高のテニスを」
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【5月12日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)は11日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)はダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)に6-4、6-3で快勝し、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との準々決勝に駒を進めた。
世界ランキング8位の錦織は試合後、過去13戦で2勝しか挙げられていないジョコビッチとの対戦について「ノバクは私が良い成績を挙げられていない選手だ」とした上で、「前向きな姿勢を維持しなければならないし、勝つためには最高のテニスをしなくてはいけない。明日は大きな挑戦を楽しもうと思う」と意気込みを語った。
一方、第2シードのジョコビッチはフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)を6-4、7-5で下して8強。最近は調子を落としている前回王者だが、この日は熱狂的な地元観客の応援を受けるロペスを一蹴した自身のパフォーマンスに励まされている。
「マドリード(Madrid)でのスペイン選手との試合は別物。異なる感覚なんだ。彼らには多くのサポートがある。勇気をもって集中力を維持しなくてはいけない。そして、ここぞというときに必要なすべてのエネルギーを使う必要がある」
この日行われたその他の試合では、第4シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が6-3、6-1で第16シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)に完勝し、今季のクレーでの成績を12勝0敗に伸ばしている。
試合を完全に支配し、わずか1時間強で勝利を収めたナダルは「今夜は本当に良いプレーができた。試合開始直後からほとんどミスがなかった。ニックのような良い相手に6-3、6-1で勝てるのは当たり前ではない」と喜んだ。
四大大会(グランドスラム)14勝のナダルは次戦、準決勝進出を懸けて第9シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と顔を合わせる。ゴフィンはこの日、世界6位で第5シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)に6-4、6-2でストレート勝ちしている。(c)AFP/Kieran CANNING