マクロン氏政党、仏下院選候補の顔触れ発表 半数が未経験や女性
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【5月12日 AFP】エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)次期仏大統領(39)の政党「共和国前進(LREM)」は11日、来月行われる下院選の候補者577人のうち428人の人選を発表した。政治経験のない候補と女性候補がそれぞれ全体の半数を占める。
共和国前進はわずか1年1か月前に創設された同氏の政治運動「前進(En Marche)」を改称した政党。親欧州・中道派のマクロン氏は大統領選挙で、「革命」によって古くさい仏政界に新たな顔触れを加え、旧来の二大政党の間を権力が行き来する流れを終わらせると公約。8日に行われた決選投票で勝利した。
社会党(PS)所属だったマニュエル・バルス(Manuel Valls)前首相は9日、共和国前進の公認を受けたい意向を示していたが、同党の公認は得られなかった。ただ同党は、バルス氏のパリ(Paris)南部の選挙区には対立候補を擁立しないと表明している。バルス氏とマクロン氏は2014~16年の政府で共に閣僚を務めたが、大統領選では袂を分かっていた。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT