エディーHC「寺に行ってくる」、19年W杯「死の組」で神頼み?
このニュースをシェア
【5月11日 AFP】ラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は10日、2019年ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)の組み合わせ抽選で非常に厳しいドローを引き当てたことを受け、神に助けを求めると語った。
2003年大会王者のイングランドは、フランスやアルゼンチンと同じプールCに入り、前回大会に続いて強豪国がひしめくグループを戦うことが決定。フランスのギー・ノヴェス(Guy Noves)HCが「死の組」と形容するプールをどのようにして乗り越えるかと問われたジョーンズHCは、「寺に行ってくる。今は祈る必要がある。本気で祈る必要がある」とジョークを飛ばした。
京都の有名な寺で神頼みをすると冗談を言ったジョーンズHCはその一方、ウェールズ、オーストラリア、フィジー、ウルグアイとしのぎを削るも、W杯史上初めて開催国として予選突破を逃した2015年大会の悪夢を振り払うことができるとの考えを示している。
フランスのノヴェスHCとアルゼンチンのダニエル・ウルカデ(Daniel Hourcade)HCが「死の組」と発言した直後、「誰が死の組と呼んだって?」とすかさず反応したジョーンズHCは「誰かが死ぬわけではない!」とコメントした。
スチュアート・ランカスター(Stuart Lancaster)前HCに代わってイングランド代表の指揮官に就任して以来、2年連続のグランドスラム(全勝優勝)は逃しながらも、シックスネーションズ(Six Nations Rugby)で連覇を達成しているジョーンズHCはまた、「単純明快――W杯ではしっかりと準備をし、良いチームに勝利しなくてはならない。フランスとアルゼンチンという二つのビッグゲームを引き当てた。真っ向勝負さ。それは同時に興奮させられる側面でもあるしね。さあやるぞ!」と意欲を燃やす。
W杯で3度の準優勝経験を誇るフランスや前回大会ベスト4の強豪アルゼンチンと対戦しなければならない状況からも、前向きな要素を見いだしている名将は、「私のW杯の経験では、タフな試合を2度こなすことが勝ち進んでいく上でベストな準備となる。おそらくフランスが世界で最も成長したチームだが、アルゼンチンも急激に良くなっている。W杯で勝ちたい。だからこそ、われわれには成長を続ける義務があるんだ」と続けた。 (c)AFP/Alastair HIMMER