米CIA、北朝鮮の専従組織を新設 核・ミサイル情報の分析強化
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【5月11日 AFP】米中央情報局(CIA)は10日、北朝鮮による核兵器の脅威の評価に特化した組織を新たに設置したことを明らかにした。局内のさまざまな部門から人材などを集め、太平洋(Pacific Ocean)圏全域に脅威が広がりかねない北朝鮮の核兵器や長距離弾道ミサイルに関する情報の収集・分析に当たる。
設置したのは「朝鮮ミッションセンター(Korea Mission Center)」。CIAはこれまで10のミッションセンターを置いていたが、特定の一つの国に対象を絞ったミッションセンターを設けたのは初めて。
北朝鮮は6回目の核実験の準備を進めているとみられ、実際に行えば東アジアの緊張がさらに高まるのは必至だ。米国は北朝鮮が核開発を進めるのを阻止するため、軍事攻撃に踏み切る選択肢も排除していない。
CIAのジョナサン・リュー(Jonathan Liu)報道官は「米国は絶えず変化する脅威に直面しており、CIAもそれに対処するために進化し続けなければならない」と述べた。
CIAは2015年、組織の現代化の一環として、特定の情報に基づく偏った分析を防ぐことを目的に10のミッションセンターを設置していた。(c)AFP