【5月11日 AFP】2019年ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のプール組分け抽選会が10日、京都迎賓館で行われ、開催国の日本がアイルランドやスコットランドと同じプールAに入った一方、プールCはイングランド、フランス、アルゼンチンが顔を合わせる「死の組」となった。

 前回大会で悪夢を見たイングランドが強豪国と激突するタフな組を引き当てた一方、ディフェンディングチャンピオンのニュージーランドは、南アフリカやイタリアと同じプールBに。W杯で2度の優勝経験を誇るオーストラリアは、ウェールズやジョージアと同組のプールDに入った。

  2015年大会のグループ上位3チームを除く残りの8か国は、オセアニア、欧州、アメリカ、アフリカで開かれる地区予選を経て、各プールに2か国ずつ割り当てられることになっている。

 エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)前ヘッドコーチ(HC)の下で3勝を挙げた2015年大会に続く躍進を目指す日本のジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)は、楽観的な考えを示している。

 アジア初のW杯に臨むジョセフHCは「イングランド大会の時以上にあるのは、自分たちを支えてくださる国民の方々の力」とした上で、「これは母国開催の大会。選手たちにとっては、本当にいい経験になると思う」と話した。

 また、自国のグループを決める重要な役割を担った日本の安倍晋三(Shinzo Abe)首相は抽選前、「リオデジャネイロ五輪でスーパーマリオ(Super Mario)の格好をした時以上に緊張している」と心境を吐露していた。

 今大会では、2011年の東日本大震災で深刻な被害を受けた岩手県釜石市を含む計12の会場で試合が行われる。