世界で最も重かったメキシコ人男性、減量手術が成功
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【5月10日 AFP】世界で最も太っているとされ、体重が一時約600キロにもなったメキシコ人の男性が胃のバイパス手術を受け、無事に成功した。執刀医らが9日、明らかにした。
手術を受けたのはフアン・ペドロ・フランコ(Juan Pedro Franco)さん(32)。今回の手術は体重を半分まで落とすことが目的で、執刀医のホセ・カスタネダ(Jose Castaneda)氏によると、さらにもう1回の手術が予定されている。
カスタネダ医師は「手術は大成功だった。しかし今は時間を置いて、彼が(体の)変化にどのように反応するかを見なければならない。すべてがうまくいくことを願っている」と述べた。
ピーク時には体重が595キロを超え、ここ数年をベッドの上で過ごしたフランコさんは手術を受ける前に、まず大幅な減量を行い、さらに自身が患っている糖尿病と高血圧をコントロールできる水準にまで抑えなければならなかった。
執刀医らはフランコさんが徐々に体重を減らし、意欲もあることから手術の実施を決めたという。
2回目の手術は11月に予定されている。(c)AFP