【5月9日 AFP】16-17NBAは8日、プレーオフのウエスタンカンファレンス準決勝(7回戦制)が行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は121-95でユタ・ジャズ(Utah Jazz)を下し、4連勝でカンファレンス決勝進出を果たした。

 プレーオフ1回戦のポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)戦に続き、敵地ビビント・スマート・ホーム・アリーナ(Vivint Smart Home Arena)でジャズとのシリーズをスイープで突破したウォリアーズは、ウエスタンカンファレス決勝でヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)とサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)の勝者と対戦することになる。

 30得点でチームをけん引したステフェン・カリー(Stephen Curry)は試合後、「このまま勝ち進んでいかなくてはならない。自分たちは良く戦っている」とすると、チームのオールラウンドな攻撃力をたたえながら、「シリーズを制する可能性がある今夜の試合で、ありがたくも勝つことができた。毎試合このアプローチで戦っていく。誰が爆発力をみせることになるかは分からない。とにかくこの調子を維持していきたい」とコメントした。

 カリーはその一方で、今プレーオフの最初の2シリーズで1試合も落とさずに快勝しているウォリアーズがこのまま順調に勝ち進むという予想を一蹴し、「これまで戦ってきた全チームが大きな誇りを持っていた。うちのチームは負けていないが、ここまでの試合の中で反省すべき点もあった。勝利の中でも学ぶべきことはあったし、そうしながら戦ってきた」と語った。

 対するジャズは、シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となり、この試合がチームで最後のプレーとなる可能性があったスター選手のゴードン・ヘイワード(Gordon Hayward)が「史上最強のチーム」に敗れたとシリーズを振り返った。

 ヘイワードは報道陣に対し、「彼らにはミスの代償を支払わされた。ボールを持ったらほとんど完璧にプレーしないと、そのまま一気に連続9得点や10得点を許してしまう」、「彼らに対して敗北感だけを味わってはいられない。これは自分たちにとって素晴らしい教訓となった。彼らは自分たちのあるべき姿を示し、われわれはそこに到達していなかった。だけど、そこから前を向いていかなければならない」 とコメントした。(c)AFP