【5月5日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)は4日、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)戦で負傷したトニー・パーカー(Tony Parker)が、今季残りのプレーオフを欠場すると発表した。

 3日に行われたウエスタンカンファレンス準決勝第2戦の第4クオーター途中、コートに倒れ込んだパーカーは、観衆が名前を連呼するなか、チームメートに抱えられて運び出された。

 スパーズはMRI検査の結果、34歳のパーカーが左脚の大腿四頭筋断裂と診断され、手術が必要になると発表している。スパーズは声明で「パーカーは残りのプレーオフを欠場します。復帰の日程は、後日決定されることになります」とコメントした。

 スパーズのグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)は3日の試合後、パーカーのけがは厳しいとの見解を示していた。その試合で18得点を稼いでいたパーカーについて、ポポビッチHCは「あまり良くない」と語っていた。

 チームメートのエマニュエル・ジノビリ(Emanuel Ginobili)も「彼が脚を引きずり、痛がっている様子をみるのはつらかったし、僕らはしばらく彼に会えなくなると察した」と述べた。

 パーカーは3日の試合で、史上9人目となるプレーオフ通算4000得点に到達していた。現役選手でプレーオフ通算4000得点と1000アシストを記録しているのは、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)とパーカーの2人だけとなっている。

 今季が16シーズン目のパーカーは、これまでにNBAファイナルを4度制している。(c)AFP