【5月4日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)でQBとして活躍したトニー・ロモ(Tony Romo)氏が、男子ゴルフのメジャー大会、全米オープン選手権(2017 US Open Championship)の予選突破を懸けて、その技術を試すことになった。

 全米オープンの予選に登録した約9000人の選手の中に名を連ねているロモ氏は、米テキサス(Texas)州フォート・ワース(Fort Worth)郊外にあるゴルフクラブで、8日に18ホールで争われる地方大会に出場する予定で、そこで勝ち進むに十分なプレーができれば、6月に行われる最終予選に出場可能となる。

 年間2戦目のメジャー大会にあたる全米オープンは、ウィスコンシン(Wisconsin)州のエリンヒルズ(Erin Hills)で6月15日に開幕を迎える。

 ロモ氏はこれまでに、2010年から3年連続で全米オープン出場に挑戦しており、2010年には最終予選に進出している。7年前に36ホールで行われた最終予選でロモ氏は初日を71で終えたものの、荒天による中断でカウボーイズでの練習との折り合いがつかなくなり、棄権せざるを得なくなった。

 全米ゴルフ協会(USGA)は、ハンディキャップインデックスが「1.4を超えない」ことを予選登録可能選手の要件としている。

 ロモ氏は2013年のシーズン終盤に背中の手術を受けたためゴルフからは一時遠ざかっていたが、今年に入って再び真剣にプレーを再開していた。ロモ氏は今年4月に現役引退を表明し、解説者として新たなキャリアに就くことを明かしていた。(c)AFP