「究極のぜいたく」音楽フェス主催者に集団訴訟、100億円超の賠償請求
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【5月2日 AFP】カリブ海の島国バハマで予定されていた「究極のぜいたく」と銘打った音楽フェスティバルが開幕当日に突然中止となった問題で、同フェスティバルの主催者らが詐欺を働いたとして、1億ドル(約110億円)規模の賠償を求める集団訴訟が起こされた。
中止となった音楽フェス「ファイア・フェスティバル(Fyre Festival)」の参加者の中には、チケット代として10万ドル(約1100万円)以上を支払った人もいた。しかしバハマに到着した参加者たちを待っていたのは、約束されていたぜいたくな体験ではなく、防災用テントと粗末なサンドイッチという食事だったという。
ラッパーのジャ・ルール(Ja Rule)氏とハイテク起業家のビリー・マクファーランド(Billy McFarland)氏が主催し、「10年に一度のカルチャー体験」などとうたわれていたファイア・フェスティバルの運営側は、謝罪と参加者に対する返金を発表していた。
だが、被害者らの弁護士はツイッター(Twitter)に、米カリフォルニア(California)州の連邦地裁に提出した告訴状の画像を投稿。単なる払い戻しでは「不十分」と述べている。(c)AFP