【4月25日 AFP】英人気歌手のエルトン・ジョン（Elton John）さん（70）が今月、南米ツアー中に「死に至る可能性」もある感染症にかかり、2日にわたって英国で集中治療を受けていたことが分かった。現在は退院しているが、月末に米ラスベガス（Las Vegas）やカリフォルニア（California）州で予定していた公演は中止となった。

　広報担当者の声明によると、ジョンさんは10日に南米ツアーを終えたチリの首都サンティアゴ（Santiago）から英国に戻る機内で「ひどく具合が悪く」なった。

　英国到着後、すぐ病院に搬送され、「有害で珍しい細菌感染症」の治療を受けた。この感染症は「死に至る可能性もある」としている。

　ジョンさんは2日間の集中治療などを受けた後、4月22日の土曜日に退院した。現在は「医師の助言に従い、家で静養している」という。

　6日間の南米ツアーではブラジルやアルゼンチンも訪れていた。

　感染症にかかったため、ラスベガスやカリフォルニア州ベーカーズフィールド（Bakersfield）での公演は中止となった。6月3日のロンドン公演で復帰する見込み。

　ジョンさんは「ずっと応援してくれている素晴らしいファンがいて本当に恵まれている。彼らをがっかりさせてしまって申し訳ない。優れた治療を施してくれた医療チームに非常に感謝している」と述べている。(c)AFP