台湾旅行の米警官、機内持ち込み荷物に拳銃 空港検査に不備か
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【4月21日 AFP】台湾を休暇で訪れた米カリフォルニア(California)州の警察官が、拳銃が入ったかばんを気付かずに機内に持ち込んだことを現地の空港当局に申告したところ、1週間にわたり身柄を拘束されていることが分かった。米当局が20日、明らかにした。
カリフォルニア州サンタモニカ(Santa Monica)警察のサウル・ロドリゲス(Saul Rodriguez)警部補がAFPに語ったところによると、警察官のノエル・グラント(Noell Grant)さんは今月13日、家族と休暇を過ごすために台湾に到着したが、機内持ち込み用の荷物に誤って拳銃を入れたままにしていたことに気付き、空港職員に伝えた。
グラントさんは今回の件が解決するまで、台湾の中での移動は自由にできるが、台湾から出ることは禁止されている。
米連邦当局は20日、ロサンゼルス(Los Angeles)の空港でのセキュリティー・チェックが適切でなかったことは明らかだと認めた。
米運輸保安局(TSA)のニコ・メレンデス(Nico Melendez)氏は「標準的な手続きが順守されず、警察官が拳銃を所持したままセキュリティー・チェックを通過してしまった」というのが当局の結論だと述べた。
ロドリゲス警部補は、グラントさんに対する懲戒処分については明言しなかった。(c)AFP