【4月20日 AFP】米西部オレゴン(Oregon)州で、75歳の男性が亡くなる間際に元妻からドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が弾劾されたと聞き、自宅で穏やかに息を引き取った――。こんな死亡告知記事が地元紙に掲載された。

 米紙オレゴニアン(The Oregonian)によると、マイケル・ガーランド・エリオット(Michael Garland Elliott)さんは今月初め、元妻で親友のテリーザ・エリオット(Teresa Elliott)さんからトランプ大統領が弾劾されたといううそのニュースを聞いた後、「静かに最後の息をつき、この世でなすべき仕事を終えた」という。

 テリーザさんは米メディアに対し、マイケルさんはトランプ大統領の当選に大きなショックを受けていたと語った。そのためマイケルさんが幸福のうちに死を迎えられるよう、トランプ大統領が弾劾されたとうそを告げたのだという。

 マイケルさんとテリーザさんの結婚は失敗に終わったが、2人は離婚後も友情を育み、マイケルさんが最後に聞いたのはテリーザさんの声だったと死亡告知記事は伝えている。

 ユーモアに満ちた死亡告知記事によると、マイケルさんは東部バージニア(Virginia)州生まれで、ゴルフとドイツ車ポルシェ(Porsche)をこよなく愛した。大学卒業後にカリフォルニア(California)州に移住した際は、女装で試合を行うセミプロのバスケットボールチームに入団して米国各地を転戦した経験を持つという。(c)AFP