レアルが7季連続の欧州CL4強、ロナウドのハットでバイエルンとの延長戦制す
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【4月19日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は18日、準々決勝第2戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との延長にもつれ込んだ試合を4-2で制し、2戦合計スコア6-3で大会記録となる7季連続のチャンピオンズリーグ4強入りを決めた。
熱狂的な雰囲気の本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で、レアルはクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が物議を醸すゴールもあったがハットトリックを決め、準決勝に駒を進めた。ロナウドはこれで、チャンピオンズリーグ史上初となる大会通算100ゴールを突破した。
しかしレアルは、バイエルンに押し込まれる苦しい時間が続いた。1-2で敗れた第1戦からの逆転を狙うバイエルンは、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のPKで先制すると、ロナウドのゴールで同点に追いつかれた直後にセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のオウンゴールで勝ち越し、延長戦に持ち込んだ。
それでも、終盤にアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)が退場になっていたバイエルンに対し、レアルは延長前半14分、ロナウドが欧州最高峰の舞台で100ゴールの大台に到達すると、延長後半5分にはハットトリックを達成した。
しかし、ロナウドの2点目と3点目は明らかにオフサイドで、バイエルンとしては納得のいかない判定となった。レアルはその後、マルコ・アセンシオ(Marco Asensio)がハイレベルな試合の幕切れにふさわしい見事な独走ゴールを決めてダメを押した。
ロナウドはスペインテレビ局のアンテナ3(Antena 3)に対し、「バイエルンのようなチームから6点を取るのは簡単じゃない。だから僕らは突破にふさわしい」と話した。
「レアル・マドリードはレアル・マドリードだ。僕らは苦しい試合に慣れているし、また準決勝に行けてうれしい」
一方で、バイエルンを率いるカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「アルトゥーロの(レッド)カードはカードではないし、クリスティアーノの2点はオフサイドだ。もちろん、われわれとしては不満がある」と判定への不満を見せた。
「チャンピオンズリーグの準々決勝なのだから、優れた審判を割り振らなくてはならない。あるいは、ビデオ判定を導入すべきときだ。ミスが多すぎるという理由で、欧州サッカー連盟(UEFA)が試験をしている技術をね」 (c)AFP/Kieran CANNING