【4月17日 AFP】スリランカの最大都市コロンボ(Colombo)近郊でごみの山が崩落し、近隣の住宅が下敷きとなった事故で、生存者の捜索に当たる軍の報道官は17日、死者の数が少なくとも28人になったと明らかにした。また、400超の世帯が仮設のシェルターへと避難したという。

 コロンボの北東に位置するコロンナーワ(Kolonnawa)に積み上げられていたごみは90メートルの高さにまで達していたが、14日午後に前日の大雨などの影響で崩落し、約145棟の家屋が破壊された。また、崩壊に先立つ数時間前に、火災が発生していたことも明らかになっている。

 警察によると、それ以外にも多くの建物が被害を受けており、いつ倒壊してもおかしくない状況だという。

 また、いまだ4家族7人が行方不明との報告があり、現場では兵士数百人が捜索を続けている。しかしAFPの取材に応じた軍報道官は、「この状況下では生存者の発見は望み薄だ」との見解を示した。

 そうした中、防災当局は住民1700人が複数の公立学校に設置された一時避難施設に移されたとした一方、政府も代替となる収容施設を探しているという。(c)AFP