横領疑惑で逃亡していたメキシコの元知事、隣国で拘束
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【4月16日 AFP】数百万ドルを横領した疑いが持たれているメキシコのハビエル・ドゥアルテ(Javier Duarte)元ベラクルス(Veracruz)州知事が、隣国のグアテマラで身柄を拘束された。当局が15日、明らかにした。元知事は6か月前から逃亡を続けていた。
メキシコ検察当局は声明を発表し、ドゥアルテ元知事はグアテマラのソロラ(Solola)県パナハチェル(Panajachel)で発見され、メキシコへの身柄引き渡しのために拘束されたと明らかにした。
メキシコは国境を接するグアテマラに対し、ドゥアルテ元知事追跡捜査での協力を要請していた。これを受けてグアテマラ警察と国際刑事警察機構(インターポール、Interpol、ICPO)が合同で元知事の身柄確保に動いていた。
昨年10月、組織犯罪と公金横領に関与した疑いでメキシコ当局が逮捕状を取ったドゥアルテ元知事は任期を残して休職し逃亡。国際刑事警察機構は元知事を国際指名手配していた。(c)AFP