米カリフォルニア州でトランプ支持派と反対派が衝突、21人逮捕
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【4月16日 AFP】米メディアによるとカリフォルニア(California)州バークリー(Berkeley)で15日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領に対する抗議運動を行っていた人々と大統領支持派の衝突があり、少なくとも21人が逮捕された。
地元紙イーストベイ・タイムズ(East Bay Times)によると、バークリーの公園にトランプ大統領の支持派と反対派合わせて数百人が集結。言論の自由を求める集会を開いていた大統領支持派とトランプ氏の政策に抗議する反対派との間で数件の衝突が発生し、米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)は21人が身柄を拘束されたと伝えた。
バークリー警察のバイロン・ホワイト(Byron White)広報担当は米CNNに、これまでに2人が負傷したとの報告があったと語った。そのうちの1人は警察官で催涙ガス、もう1人は催涙スプレーによる負傷とみられるという。警察では、これから現場一帯の監視カメラや市民から寄せられた映像を調べるとしており、その結果、さらに逮捕状を請求することになるだろうとホワイト広報担当は述べた。
4月15日は米国で納税申告書の締め切り日に当たることから、反大統領派はこれにあわせて全米各都市でトランプ氏に納税申告書の公開を要求する抗議行動「タックス・マーチ(Tax March)」を行い多数が参加した。これまでの米大統領や大統領選の立候補者は、財務の透明性を高めるために納税申告書を公開しているが、トランプ大統領は公開を拒否し続けている。(c)AFP