米大統領が見解転換 「中国は為替操作国でない」
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【4月13日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は12日、中国は貿易黒字を確保するため為替を操作していないとの見解を示した。中国の為替操作を非難してきた姿勢を転換させた形だ。
数日前にフロリダ(Florida)州で中国の習近平(Xi Jinping)国家主席と会談したばかりのトランプ大統領は、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、「中国は為替操作国ではない」と断言。中国政府との関係をむしばむ恐れのある一触即発の問題に、終止符を打った。
トランプ氏は選挙期間中、大統領就任初日にも中国を為替操作国に指定すると公約していた。為替操作国への指定は一方的な貿易制裁につながる可能性があり、そうなれば中国からの報復措置はほぼ避けられない。
だがトランプ氏は同紙に対し、中国は何か月も為替操作をしていないと述べ、経済学者らがかねて指摘していた内容と同様の見解を示した。(c)AFP