【4月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)に所属するロス・バークリー(Ross Barkley)が、バーで顔を殴られている監視カメラの映像がインターネット上に流失したことを受け、同選手の代理人は10日、「一方的な攻撃の」被害者であると訴えた。

 バークリーの代理人は声明で、「ロスは日曜日(9日)の夜、近づいてきた見知らぬ人物から一方的に攻撃された被害者だ」と述べた。

 ソーシャルメディアに出回った動画では、バークリーと親しげに話していた身元不明の人物が、同選手の顔を2度殴って周囲に制止されている様子が映っていた。

 地元当局は事件性があると見ており、「マージーサイド警察(Merseyside Plice)は、リバプール(Liverpool)中心部のバーで暴行があったことを示しているとされるインターネット上の映像について把握している」とすると、「暴行に関する通報は受けていないが、警察官は事件の状況を整理するために捜査を行っている」と声明で明らかにした。

 バーの管理責任者は同日、店の名前であるサンタ・チュピトス(Santa Chupitos)のツイッター(Twitter)で、問題の動画を撮影して公開した従業員を解雇したことを公表し、「このたび当社のバーで発生した騒動の映像が、インターネットで出回るという出来事は、非常にまれで極めて不愉快です」とつづった。

「この件は公的立場の職員が介入すべきものではありません。問題の夜の出来事については迅速的かつ職務的に対処され、負傷者は一人も出ていません。われわれは徹底的に調査を行い、違法に映像を撮影して流出させた責任のある従業員を解雇したことを断言いたします」

 23歳のバークリーが先発してエバートンが4-2でレスター・シティ(Leicester City)を下した9日の試合後に起きたとされる出来事について、エバートンは現時点でコメントを出していない。

 エバートンのロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督はレスター戦の後、同選手がクラブとの新契約にサインすることを拒否するなら放出されるだろうと警告していた。(c)AFP