シリア大統領府、米ミサイル攻撃は「愚かで無責任」と非難
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【4月7日 AFP】(更新)シリアの大統領府は7日、同国中部にあるシャイラト(Shayrat)空軍基地を標的にした米国のミサイル攻撃について、「愚かで無責任」と非難した。
また、「米国が行ったことは愚かで無責任な振る舞い以外の何物でもなく、その近視眼的で、現実に対する政治および軍事的無知をさらけ出しただけだ」と糾弾。
さらに、「この攻撃により、テロリストの代理人たちが自国領内のどこにいようとも、彼らを攻撃し、粉砕し続け、そのペースを加速していくというシリアの決意がさらに強まった」とし、「主権国家の空港を標的にするという恥ずべき行為は、重大な政策を他国の政権が変えることはできないということを、もう一度立証する」と強調した。
一方、シリア国営のシリア・アラブ通信(SANA)は同日、今回の攻撃により、子ども4人を含む9人の民間人が死亡したと報じた。
同通信によると、子ども3人を含む5人はシャイラト空軍基地のすぐそばに位置する、基地と同じ名の村シャイラトで死亡したという。また、「米国のミサイルはハムラト(Al-Hamrat)村をも直撃し、子ども1人を含む民間人4人が死亡した」と報じた。
さらに同通信は「シャイラト空軍基地から4キロ離れたマンズール(Al-Manzul)にある住宅も、ミサイルの直撃を受け、民間人7人が負傷した」と伝えた。(c)AFP