米国、対シリア軍事行動を検討 化学兵器疑惑受け
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【4月7日 AFP】米国防総省は、シリアで化学兵器が使用されたとみられる攻撃への対応策として、米国が取り得る軍事行動の選択肢を政府に提示している。政府関係者が6日、明らかにした。
匿名を条件に取材に応じた関係者によると、選択肢の中にはシリア空軍の飛行能力を奪う攻撃も含まれている。ジェームズ・マティス(James Mattis)国防長官は、ホワイトハウス(White House)からの要請を受けて、これらの選択肢をドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領をはじめとする政府関係者らに提示しているところだという。
トランプ大統領は5日、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権が、今回の化学兵器によるものとみられる攻撃で一線を越えたと警告。少なくとも86人が死亡したこの攻撃を「人道に対する侮辱」と非難した上で、米国が単独で対応を取ることも示唆していた。(c)AFP