【4月5日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)元監督のように、今季終了を持って指揮官の座を退いた後は新たな職を探すことなく、長期休暇に入るとほのめかした。

 ここまで3年間で8個のトロフィーを獲得し、さらに今季3タイトル獲得の可能性を残しているエンリケ監督は先月、FCバルセロナとの契約更新は行わないと明言していた。

 5日のセビージャFC(Sevilla FC)戦を控え会見に臨んだエンリケ監督は「わが家であり、クラブや選手と素晴らしい関係のあるバルサを出ていったら、他のチームには行けない。以前から言っているように、ただ疲労がたまっているから休養が必要なだけだ。ここより良い場所というのはどこなんだ?」コメントした。

 現在イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)を率いるグアルディオラ監督はは、FCバルセロナでの4年の指揮官生活を終えた後、疲労を理由に1年間休養し、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の監督に就任した。

 ともにFCバルセロナB(FC Barcelona B)で指導者の道を歩み始めた両氏は、トップチームで指揮を執った1年目に3冠を達成しているが、エンリケ監督はASローマ(AS Roma)やセルタ(Celta de Vigo)ではグアルディオラ監督ほどの成功を収めることはできていない。(c)AFP