【4月6日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは5日、第31節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は終了間際に3点を挙げてスウォンジー・シティ(Swansea City)から3-1の逆転勝利を収めた。

 同日行われた試合で首位チェルシー(Chelsea)がマンチェスター・シティ(Manchester City)に2-1で勝利したため、今季8試合を残して2位につけるトッテナムとの勝ち点差は7のままとなっている。

 トッテナムは敵地リバティ・スタジアム(Liberty Stadium)で前半11分にウェイン・ルートリッジ(Wayne Routledge)に先制点を許したが、後半43分のデレ・アリ(Dele Alli)の同点ゴールから信じられない逆転劇を演じた。

 ロスタイム1分に孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)が今季公式戦16点目となるゴールを決めて勝ち越したトッテナムは、さらにクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が勝利を決定付ける得点を決め、5連勝を飾った。

 一方、アーセナル(Arsenal)は3-0でウェストハム(West Ham)に勝利し、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督にかかるプレッシャーを和らげるとともに、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権を争う順位に再び浮上した。

 ここ数週間、いら立ちを募らせるサポーターから繰り返し辞任を求められているベンゲル監督だったが、チームはリーグ戦で4試合ぶりとなる勝利を挙げてここ7試合でようやく2度目の白星を飾り、スタジアムでの抗議の声は静まった。

 アーセナルは後半13分にメスト・エジル(Mesut Ozil)のゴールで先制すると、セオ・ウォルコット(Theo Walcott)とオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の追加点で4位の座を守り、消化試合の一つ多い3位のマンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差を4に縮めている。

 またリバプール(Liverpool FC)は終盤にボーンマス(AFC Bournemouth)に同点ゴールを許し、本拠地アンフィールド(Anfield)で2-2と引き分けた。

 下位チームとの対戦で黒星を喫したユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督率いるリバプールは3位の座を守ったが5位アーセナルとの勝ち点差は6となっている。(c)AFP