レアル、紳士協定破りライバルから19歳注目株を強奪か―スペイン紙
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【4月5日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)が4日、契約解除金を支払って宿敵アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)から左サイドバックの注目株テオ・エルナンデス(Theo Hernandez)を強奪すると報じられた。国内スポーツ紙マルカ(Marca)が伝えた。
19歳のエルナンデスは、今季はレンタル移籍したアラベス(Alaves)で見事なパフォーマンスを披露しており、レアルが3-0で勝利した2日の試合にも出場した。
マルカは独占記事として、「レアル・マドリードはテオ・エルナンデスと合意した。契約解除金2400万ユーロ(約28億円)が支払われ、彼はこの夏から6年間チームの一員となる」と伝えている。
報道が事実なら、レアルのフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長の1期目の2000年に結ばれた両クラブ間の移籍を禁止する紳士協定に反することになる。
両クラブ間で移籍が実現すれば、アトレティコからレアルに加わった元アルゼンチン代表のサンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)氏以来17年ぶりのこととなる。
U-20フランス代表のエルナンデスの兄で21歳のリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)は、今季アトレティコでポジションをつかみかけており、エルナンデスの移籍が成立すればマドリードダービーで兄弟対決が実現する可能性もある。
両クラブは9日、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)でダービーを控えている。(c)AFP