【4月5日 AFP】サッカーイタリア杯(Italian Cup 2016-17)は4日、準決勝第2戦が行われ、ラツィオ(SS Lazio)は宿敵のASローマ(AS Roma)に2-3で敗れたが、2試合合計スコア4-3で決勝進出を果たした。

 前半43分にステファン・エル・シャーラウィ(Stephan El Shaarawy)がゴールを決めたローマは、後半21分、24分にモハメド・サラー(Mohamed Salah)が得点を決めて3点を奪い、この日は勝利を飾った。

 しかし前半37分にセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(Sergej Milinkovic-Savic)、後半11分にチロ・インモービレ(Ciro Immobile)が得点を記録したラツィオは、2試合合計スコアで同都市のライバルを上回り、過去5大会で3度目となる決勝の舞台に駒を進めた。

 ラツィオは2013年に決勝でローマを下して優勝し、2015年はユベントス(Juventus)に敗れ準優勝に終わっている。

 マルセロ・ビエルサ(Marcelo Bielsa)前監督が就任後わずか2日で辞任し、混乱の中新シーズンを迎えたラツィオだが、シモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督の下でリーグ戦では4位につけており、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権獲得の可能性を残している。

 イタリア杯を6度制しているラツィオは、決勝でユベントス(Juventus)とナポリ(SSC Napoli)の勝者と対戦する。準決勝第1戦ではユベントスがホームでナポリに3-1で先勝している。(c)AFP