マンUはエバートンと分ける、モウ監督「ビデオ判定があれば勝っていた」
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【4月5日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは4日、第31節の試合が行われ、エバートン(Everton)と1-1で引き分けたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入されていれば勝っていた試合だったとコメントした。
後半26分のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の得点はオフサイドで取り消されたが、リプレー映像ではイブラヒモビッチがヘディングシュートを放つ前のポジションはオンサイドだった可能性を示していた。
前半22分にエバートンのフィル・ジャギエルカ(Phil Jagielka)に先制点を許したユナイテッドは、後半ロスタイムにイブラヒモビッチがPKを決めて引き分けに持ち込んだが、モウリーニョ監督は勝利が妥当だったと不満を口にした。
試合後にオールド・トラフォード(Old Trafford)でモウリーニョ監督は、BTスポーツ(BT Sport)に対し、「VARがあればわれわれは2-1で勝っていた。オフサイドはなかったからだ」と話している。
「だがラインズマンにとっては難しいジャッジだった。私はラインズマンを批判しているのではない。VARが導入されればみんなが、特にラインズマンと主審が幸せになると言いたいだけだ」
勝敗を決するような場面で審判は、VARと協議して判定を覆すことができるが、現在VARは国際親善試合で試験導入されているものの、プレミアリーグでは採用されていない。
後半ロスタイム4分、ルーク・ショー(Luke Shaw)のシュートをエバートンのアシュリー・ウィリアムズ(Ashley Williams)が手で防いで得たPKをイブラヒモビッチが決めて同点としたユナイテッドは、リーグ戦ではここ20試合負けていない。
しかしホームで今季9回目の引き分けに終わったユナイテッドは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)に出場する最後の切符を手にする4位につけるマンチェスター・シティ(Manchester City)との差が勝ち点4差となっている。(c)AFP