【4月2日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)は1日、各地で試合が行われ、シカゴ・ファイアー(Chicago Fire)に加入したバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)はデビュー戦でゴールを決めたものの、モントリオール・インパクト(Montreal Impact)との試合が2-2に終わったことで不満を見せた。

 元ドイツ代表で、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)やマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でプレーしたシュバインシュタイガーは、前半17分にヘディングシュートを決めてチームに先制点をもたらした。

 しかしその後インパクトに2点を許したファイアーは、後半ロスタイムになんとか同点弾を決めて試合を引き分けで終えた。

 試合後にシュバインシュタイガーは記者団に対し、「良い気分だったけれど、試合に勝てなかったことは少し悲しいし、満足とは言えない。上昇していける。実際に良いチャンスもあった。もう少しフィニッシュを良くしなければ」と語った。

 ユナイテッドでジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督に爪はじきにされ、ファイアーに加入したシュバインシュタイガーは、MLSの第一印象について問われると、言葉を選びながらコメントした。

「激しい。とはいえ、1試合でMLSのレベルを語るのは簡単じゃない。自分たちの試合に集中していた。試合を支配して、チャンスを生かし、コンパクトで居続けたかった。相手に多くのチャンスを与えなかったけれど、2点を奪われてしまった」

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)制覇の経験を持つシュバインシュタイガーは、一方でまだフルマッチを戦える体調ではなかったものの、90分間戦えたことは満足だと続けた。

「楽ではなかったけれど、大丈夫だ。準備はできていた。ここでのトレーニングは順調さ。体調を確実に整えて、試合に向けてパワーとエネルギーをためたい」

 ファイアーは今季4試合を終えて勝ち点5としており、イースタンカンファレンス7位となっている。(c)AFP