【4月2日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは1日、第30節の試合が行われ、クリスタルパレス(Crystal Palace)が2-1で首位チェルシー(Chelsea)を破り、活躍をみせたウィルフレッド・ザハ(Wilfried Zaha)はチームの勝利に驚きを隠せなかった。

 チェルシーのセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)に試合開始5分で先制を許した際、サム・アラダイス(Sam Allardyce)監督の率いるクリスタルパレスは、敵地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で長時間にわたり劣勢を強いられるかにみえた。

 しかし、コートジボワール代表のザハは前半9分に同点ゴールを決めると、2分後にはクリスティアン・ベンテケ(Christian Benteke)の得点を演出し、クリスタルパレスを逆転勝利に導いた。

 クリスタルパレスはこの勝利でプレミアリーグ残留に一歩近づき、敗れたチェルシーは2位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との勝ち点差が7に縮まっている。

 ザハは試合後、「驚いている。彼らはリーグのトップに立っているんだ。誰も予期していなかったことをやった。僕は幸せな男だよ」とコメント。

「このチームにはタレントがいることは分かっているし、力を合わせて戦うことが必要なだけだった。今はみんながそれを理解している。僕らは自分自身を信じなければならない」

 一方、第7節以降の23試合で2敗目を喫したチェルシーのアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督は「これがサッカーだ。われわれは結果を受け入れなければならない」と話し、敗因は守備のミスだったとの見解を示している。

「われわれは5分で先制し、その直後に2失点を喫した。あのような形で失点するのであれば、われわれは現状を理解しなければならないし、そういうミスを改善しなければならない」

 リーグ戦では9試合ぶりの敗戦を喫したコンテ監督だが、視線はすでに5日のマンチェスター・シティ(Manchester City)戦に切り替えられている。

「イングランドではすべての試合でどんなことでも起こり得る。リーグの競争力が高い。きょうは力のある選手がそろったチームと対戦した。彼らは素晴らしいチームであることを証明した」

「次の試合のことを考えなければならない。勝てていればハッピーだったが、今はマンチェスター・シティ戦に向けて集中することが重要だ」(c)AFP