LGBTのレインボーフラッグ考案者、G・ベイカー氏死去
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【4月1日 AFP】LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)運動の象徴として世界中に知られているレインボーフラッグをデザインした米国人アーティストのギルバート・ベイカー(Gilbert Baker)氏が死去した。65歳。人権活動家で友人のクリーブ・ジョーンズ(Cleve Jones)氏が3月31日、発表した。
1978年、当時20代のベイカー氏は、現在の「ゲイ・プライド・パレード(Gay Pride Parade)」の先駆けとなるサンフランシスコ(San Francisco)での「ゲイ・フリーダム・デー(Gay Freedom Day)」のために運動を象徴する8色(現在は6色)の旗のデザインを考案した。
軍に所属していたこともあるベイカー氏は除隊後、サンフランシスコのLGBT運動に深く関わり、権利活動家で同性愛を公言し同市の公職にも就いたが後に暗殺されたハーベイ・ミルク(Harvey Milk)氏とは親しい友人関係にあった。
ベイカー氏の訃報をフェイスブック(Facebook)で発表したジョーンズ氏は死因については明らかにしていないが、サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)紙は、ベイカー氏が30日午後にニューヨーク(New York)の自宅で就寝中に亡くなったと報じている。(c)AFP