イスラエル、26年ぶりに入植地承認 米は無制限の建設に懸念
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【4月1日 AFP】イスラエルは3月30日、占領地ヨルダン川西岸(West Bank)に過去26年で初めて新たなユダヤ人入植地建設を承認した。これを受け米政府は31日、イスラエルの無制限な入植地建設は中東和平の妨げになると警告した。
イスラエル史上最も保守強硬派と呼ばれるベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)政権が、国際社会の懸念を無視する形で新入植地建設を承認したことに対し、パレスチナ人は怒りの反応を示している。
米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)政権は、イスラエルの新規入植地建設について批判は避けたものの、イスラエル人入植地の更なる拡張は中東和平努力の妨げになりかねないと警告した。
ホワイトハウス(White House)当局者は、「入植地の存在自体が和平の障害になるわけではないが、これ以上の無制限な入植地建設は和平交渉を進める助けにはならない」と述べた。(c)AFP/Joe Dyke