「バルセロナの監督就任はありえあない」 ポチェッティーノ監督が否定
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【3月31日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督が30日、古巣のRCDエスパニョール(RCD Espanyol)を裏切ることはできないとして、うわさされていたスペイン1部リーグの強豪FCバルセロナ(FC Barcelona)の監督就任を否定した。
ポチェッティーノ監督は先日、FCバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長とバルセロナ(Barcelona)で会っている様子を写真で撮られ、今季限りで退任するルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督の後任候補として報じられた。
しかし、45歳のポチェッティーノ監督は現役時代にバルセロナと同じ都市に本拠地を置くエスパニョールで200試合以上プレーし、さらにはチームを率いた実績も持っており、古巣が敵視するチームで采配をふるう背信行為はしたくないと話している。
トッテナムをリーグ2位に導くなど、プレミアで評価を上げたポチェッティーノ監督は「28日にバルセロナ(Barcelona)のバーでバルトメウ氏と偶然出会ったのは本当だ。彼とは会長になるずっと前から面識があった」と語った。
「そこには大勢の人がいたし、話をしたのは5分程度だ。それが事実だ。私はエスパニョールサポーターなので、それ以上話す必要はない」
「もし(トッテナムの)ダニエル・レビー(Daniel Levy)会長が数年以内に解任し、自由の身になったとしても、私がアーセナル(Arsenal)の監督になることはありえないだろう」
「サッカーの世界において、忠誠し続けることは難しい。だけど私は選手や指揮官である前に、一人のエスパニョールファンなんだ。エスパニョールを愛している」
ポチェッティーノ監督はまた、そのコメントはバルセロナの監督就任を否定するという意味なのかと報道陣が問いかけると、「その答えとしては明確だったと思う」とコメントした。
エンリケ監督の後任候補は、バルセロナで現在アシスタントコーチを務めるファン・カルロス・ウンスエ(Juan Carlos Unzue)氏が本命視されており、対抗馬はアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)のエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督と報じられている。(c)AFP