サイクロン上陸の豪東海岸で深刻な洪水、女性1人の遺体発見
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【3月31日 AFP】(更新)猛烈なサイクロン「デビー(Debbie)」が上陸したオーストラリア東部では、クイーンズランド(Queensland)州とニューサウスウェールズ(New South Wales)州で数万人が避難を余儀なくされている。また、ニューサウスウェールズ州警察は31日、女性の遺体が発見されたと発表した。
28日に北東部クイーンズランド州に上陸したデビーは、熱帯性低気圧に勢力を弱めた後も強風と豪雨を伴って南東に進み、シドニー(Sydney)などニューサウスウェールズ州に至る東海岸に大きな被害をもたらした。
最も大きな被害が出ているのはニューサウスウェールズ州のリズモー(Lismore)で、州当局は市内で浸水深3メートルの洪水に対し警戒を呼び掛けている。
また、ツイードヘッズ(Tweed Heads)、キングスクリフ(Kingscliff)、マーウィランバ(Murwillumbah)にも避難指示が出ているほか、クイーンズランド州では人気観光地ゴールドコースト(Gold Coast)や近隣の地域も洪水に見舞われている。
一方、ニューサウスウェールズ警察は、クイーンズランド州との境界のすぐ南に位置するマーウィランバ近郊で、夜にかけて洪水により行方が分からなくなっていた女性の遺体が31日に発見された、と発表した。(c)AFP