「バイエルン独走の原因はライバルのていたらく」、ラームがドルトムント以外の他クラブを批判
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【3月30日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部の5連覇に向けて独走するバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の主将フィリップ・ラーム(Philipp Lahm)が29日、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を除いたふがいないライバルチームを非難した。
VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)が優勝した2009年以降、ブンデスリーガではバイエルンとドルトムントで優勝を分け合っており、ドルトムントが2連覇した2011年と2012年以外はバイエルンが頂点に立っている。
バイエルンは現在、リーグ2位のRBライプツィヒ(RB Leipzig)に勝ち点13差をつけており、バイエルンとともに今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)で8強入りを果たしたドルトムントは、ライプツィヒに同3差の3位につけている。
ドイツ代表の主将として2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を制し、今季限りでの現役引退を表明している33歳のラームは、ドルトムント以外のライバルチームのていたらくにより、バイエルンの一強時代が築かれたとの考えを示している。
リーグ通算8度目の優勝で有終の美を飾りたいと考えているラームは、独シュテルン(Stern)誌のインタビューに応じ、ドルトムントについて「素晴らしいタレントを持つチームであり、今季のブンデスリーガをもっと面白くすることもできたはずだ」とコメントし、そのほかのチームに対しては、タイトルを獲得したければトップクラスの選手にこだわる必要があると主張した。
資金力でブンデスリーガの他のクラブを大きく上回るドルトムントとバイエルンは、2015-16シーズンの利益でもライバルチームを圧倒している。
しかしながら、ラームはバイエルンやドルトムントがリーグ優勝を逃したシーズンと現在で、ほかの18チームと財政面での格差は拡大していないと主張している。
「僕たちが2位や4位に終わっていた当時とリーグの財政状況はそこまで変わらない。(リーグを独走するのは)バイエルン・ミュンヘンが強いせいだという意見に賛同することはできない」
「25節終了時点で勝ち点差が13ポイントまで広がっているということは、シャルケ04(Schalke04)やボルフスブルクといった名門クラブが、コンスタントに勝つための準備をしていなかったことを意味している」(c)AFP