王者マレー、強豪フランスとのデ杯準々決勝を欠場 右肘のけがで
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【3月29日 AFP】男子テニス、世界ランキング1位で英国のアンディ・マレー(Andy Murray)が、右肘のけがを理由に来月行われる国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2017)ワールドグループ準々決勝を欠場することがわかった。同国代表のレオン・スミス(Leon Smith)監督が28日、明らかにした。
同じ理由で現在開催中のマイアミ・オープン(Miami Open 2017)も断念した四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇る王者の不在は、4月7日から9日にわたって敵地ルーアン(Rouen)でフランスと激突する英国にとって大きな痛手となった。
準決勝進出を目指す英国のスミス監督は、「アンディがいないのはチームにとって大きな損失だが、彼の健康とフィットネスが早く万全に戻ることを皆で祈るのが最も重要だ」と語った。
また、29歳のマレーは先週、英ロンドン(London)の自宅に戻るフライトの前にウイルスに感染し、医師からは休養するよう言われていた。
これを受け、ルーアン北部の屋内クレーコートでフランスに挑む英国のメンバーは、ダニエル・エヴァンス(Daniel Evans)、カイル・エドモンド(Kyle Edmund)、マレーの兄であるジェイミー・マレー(Jamie Murray)、ドミニク・イングロット(Dominic Inglot)の4人となった。
2月に行われたワールドグループ1回戦のカナダ戦でも、英国は同じ選手構成で勝利しており、その時は相手のデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)が怒りのあまり打ち込んだボールが、主審の目を直撃して失格になるアクシデントもあった。(c)AFP