【3月29日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2017)は28日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-4、7-6(7-4)でニコラ・マウー(Nicolas Mahut、フランス)を下し、準々決勝進出を決めた。

 マイアミ(Miami)で自身初の優勝を目指すナダルは次戦、第13シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)と対戦する。

 ナダルはソックについて、「彼は非常に攻撃的でパワフルな選手。ビッグサーブとフォアハンド、それにバックハンドも良い。バックハンドで早く仕掛けてくる」と警戒した。

「だから僕もアグレッシブにプレーしないといけない。それが唯一の方法だ。彼にやりやすいポジションでプレーさせてしまうと、非常に難しい試合になる」

 一方、地元のソックは「数年前に比べ、今回はうんと多くのチャンスが自分にあると思う。もう24歳になり、ツアーにもしばらくいる。こうした試合もこなしてきているし、勝利を願うとともに、勝てるとも信じている」と話し、ナダルとの一戦に自信をのぞかせた。

 また、第4シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6(7-5)、7-6(7-4)で第14シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を退けている。

 今季すでに全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)とBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2017)で優勝を飾るなど絶好調のフェデラーは「異なる試合だった」としたうえで、「ロベルトは素晴らしいショットメーキングをしていたと思う。可能なときは攻撃を続け、僕が打った多くの良いショットをかわしてきた」と語った。

 準々決勝で第10シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)との対戦が決まったフェデラーはまた、「それでも非常にうれしいし、ストレートで勝てたことには満足している」と続けた。(c)AFP