【3月28日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のオーナー会議が27日、アリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)で行われ、オークランド・レイダース(Oakland Raiders)によるラスベガス(Las Vegas)への本拠地移転が承認された。

 各チームのオーナーによる投票は31対1と賛成多数の結果となり、マイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)が唯一の反対票を投じたと報じられている。

 32人中24人の票を必要としていたレイダースの動きは、2016年1月にセントルイス(St. Louis)から本拠地を移したロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)と、今年1月にロサンゼルス(Los Angeles)への移転が決まったサンディエゴ・チャージャーズ(San Diego Chargers)に続くものとなった。

 NFLのロジャー・グッデル(Roger Goodell)コミッショナーは、「われわれとレイダースは10年以上にわたり、オークランド(Oakland)で存続可能な解決策を探してきた」としたうえで、同地での解決手段模索に「一層の努力」を行ってきたと語った。

「特にファンに対しては残念な気持ちでいる。解決策を探るため、全力かつ不断の努力をしてきた。ただそれは実現できなかった」

 レイダースのマーク・デービス(Mark Davis)オーナーによると、スタジアムのリース契約を満了させるため、チームは2018年シーズンまでオークランドでプレーしたうえで、ラスベガス・ストリップ(Las Vegas Strip)に隣接し、総工費19億ドル(約2100億円)が投じられる新本拠地への移転を翌年に控える2019年シーズンは、ネバダ大学(University of Nevada)のスタジアムを使用するという。(c)AFP